汗を抑えるパースピレックスとは?効果や成分・副作用・使い方を徹底解説

汗を抑えるパースピレックスとは?効果や成分・副作用・使い方を徹底解説

この記事でご紹介すること

汗の量が多い、ニオイが気になる、一般的な制汗剤では満足できないなど汗で悩んでいる方におすすめしたいのがパースピレックスです。香料でニオイを隠すデオドラントとは違い、汗そのものを抑えることができる画期的な制汗剤です。

パースピレックスが汗を止めるメカニズムは?副作用はあるの?効果的な使い方は?どこで買えるの?など、気になっている方も多いのではないでしょうか。ここでは、パースピレックスに関するさまざまな疑問にお答えしていきます。

パースピレックスとは

パースピレックスは、汗腺に一時的にフタをする働きによって、汗の量を軽減できる制汗剤です。

汗のニオイは、汗そのものから発生しているのではなく、皮脂などの汚れと混じりあった汗が皮膚表面に存在する常在菌によって分解されることで生じます。一般的な制汗剤には汗を止める作用はなく、ニオイを隠す成分によって一時的に汗のニオイを分かりにくくしています。

パースピレックスはこれまでの制汗剤とは異なり、汗そのものを減少させる作用を持っています。ニオイはもちろん、汗ジミが気になる、緊張すると汗がたくさん出るといった悩みを解消したい方にもおすすめの制汗剤です。

パースピレックスが汗を抑えるメカニズム

パースピレックスを塗布すると、薬液が汗腺内に浸透します。主成分である塩化アルミニウムが汗腺内にある水に反応し、汗腺のなかに角栓をつくります。この角栓がフタとなって、汗の産出を抑えるメカニズムになっています。

角栓は汗腺の深部に形成されるので、入浴などで流れてしまうことはありません。皮膚の新陳代謝によって古い角質が剥がれ落ちるのと同時に角栓も排出され、汗腺は再び活性化されます。そのため、効果は一時的なものになっています。

パースピレックスの主な成分

パースピレックスに含まれている主な成分と役割について見ていきましょう。

エタノール

パースピレックスには水を含んでいない無水エタノールが使用されています。これによって薬液が汗腺の深部まで運ばれ、効果を維持することが可能になっています。

塩化アルミニウム

塩化アルミニウムは、汗に含まれる水に反応すると固形になる性質を持っています。この性質によって汗腺内に角栓がつくられ、汗の産出を抑えています。

乳酸成分

パースピレックスの主成分である塩化アルミニウムが水と反応すると微量の塩酸が生成され、これが肌に刺激となることがあります。乳酸成分を配合することで塩酸を減らし、肌へのダメージを抑えることができます。

ローションタイプのパースピレックスには、乳酸アルミニウムが含まれています。ワキ用のロールオンタイプには、これよりさらに肌に優しい乳酸カルシウムが配合されている敏感肌用のものもあります。

パースピレックスの効果が持続する期間

従来の制汗剤は、汗や摩擦などで落ちてしまうため、効果が持続する期間は長くても1日程度です。パースピレックスはターンオーバーによって角栓が自然に排出されるまで効果が持続するので、3~5日程度は塗り直す必要がありません。

パースピレックスのメリットとは?

アメリカ食品医薬品局(FDA)では、制汗剤として分類できるのは20%以上の発汗抑制作用が認められるものと定めています。30%の発汗抑制作用があるものは、極めて高い効果が認められるものとして分類されています。

パースピレックスは特許を取得している製品で、65%の発汗抑制作用が確認されています。また、72時間以上効果が持続することも認められているなど、優れた特長を持っている制汗剤です。

パースピレックスを使用するメリットとして、主に以下のことが挙げられます。

塗り直す手間がかからない

パースピレックスは効果が長時間続くため、頻繁に塗り直す煩わしさがありません。外回りの仕事をしている方やスポーツをする方も、手間をかけずに汗対策をすることができます。

手の平・足の裏にも使用できる

靴やブーツのなかで足がむれる、脱いだときのニオイが気になるという方もいるでしょう。一般的な制汗剤は手や足に使用するのが難しい場合もありますが、パースピレックスは手の平や足の裏の汗も抑制することができます。

無香のため男女問わず使いやすい

無香料なので、男女問わず使いやすくなっています。他のフレグランスを邪魔することもありません。

衣服に色移りしない

パースピレックスは衣類に色移りしません。大切な洋服を汚す心配もなく、肌に白い筋が残ることもないため、好きなファッションを存分に楽しむことができます。

皮膚への刺激を抑えた処方

香料を使わず、アレルギーや皮膚への刺激は最小限に抑えられています。また、乳酸成分を配合し、肌に刺激を与える塩酸を無害化しています。乳酸には保湿効果もあります。

パースピレックスで汗を軽減できる部位は?

パースピレックスを使用できるのは、手の平・足の裏・ワキです。顔や頭、デリケートゾーンには使用できません。肌に優しい処方となってはいますが、制汗作用のある医薬品のため、使用方法を守らないと肌荒れや炎症といったトラブルを引き起こすことがあるので注意してください。

パースピレックスには、手足に使えるローションタイプとワキ用のロールオンタイプがあり、配合されている塩化アルミニウムの濃度が異なっています。

手足用のローションタイプは塩化アルミニウムを25%配合、ワキ用ロールオンタイプは約10%配合されています。塩化アルミニウムの濃度が高い手足用ローションタイプは、ワキに使用することはできません。

パースピレックスの使い方

パースピレックスの使用方法を紹介しましょう。

1)就寝前にパースピレックスを塗布

就寝前に、汗を抑えたい部分にパースピレックスを塗ります。夜は汗腺の働きが低下するため角栓をつくりやすく、パースピレックスの効果を得やすくなっています。

汗を抑制したい部分以外にパースピレックスが付着した場合は、よく洗ってください。

2)塗布した部分を完全に乾かす

パースピレックスを塗布したら、完全に乾くのを待ってから衣服を着用してください。乾くまでの時間を短くしたいというときは、ドライヤーや扇風機などの風をあててもかまいません。

翌朝洗い流す

翌朝、パースピレックスを塗布した部分を洗い流すか、濡れたタオルで拭き取ります。洗い流したあとに塗り直す必要はありません。

1週間程度は毎晩塗布を繰り返す

パースピレックスの効果が出るまでは、通常1週間程度かかります。この間は毎晩、就寝前に塗布してください。2週目以降は、週に2~3回程度の塗布で効果を維持することができます。ただし、敏感肌の方は連続使用を控え、1日おきに2週間塗布します。

使用する際の注意点

パースピレックスは、完全に乾燥している状態の清潔な肌に使用してください。傷や肌荒れがある場合は悪化させてしまう可能性があるので使用を控えます。また、脱毛をしたあとは肌が敏感な状態になっているので、48時間以内は塗布しないよう注意が必要です。

パースピレックスに副作用はある?

パースピレックスの使用による重度の副作用は確認されていません。ただし、肌質や肌の状態によっては塗布後に発赤・かゆみを生じることがあります。異常が見られた場合は、すぐに使用を止めて医師に相談してください。

パースピレックスにはエタノールが配合されているので、アルコール過敏症の方は使用する前に医師の診断を受けるようにしましょう。

パースピレックスを購入するには?

パースピレックスは、美容外科・美容皮膚科・形成外科などのクリニックで取り扱っています。通販でも購入はできますが、パースピレックスは医薬品のため注意が必要です。医薬品とは、厚生労働省より病気の治療に有効と認められている薬を指します。より安全に使用するためにも、医師の診断のもと、クリニックで処方してもらうことをおすすめします。

また、通販では正規品以外のものが販売されているケースも見受けられるため、十分に注意してください。

パースピレックスの種類・価格

パースピレックスは、ボディ用(手・足)ローションタイプと、ワキ用ロールオンタイプが販売されています。価格はクリニックによって異なる場合があります。主に以下の価格で提供されています。

ボディ用(手・足)ローションタイプ

・ボディ用(手・足)ローションタイプ:5500円前後

手に出して使うタイプです。塩化アルミニウムを高濃度(25%)配合しており、皮膚が厚い手の平や足の裏に使用することができます。

ワキ用ロールオンタイプ

・ワキ用ロールオンタイプ:5000円前後

手を汚さずに、ワキに直接塗布することができます。ワキ用ロールオンタイプは、普通肌におすすめの「オリジナル」、とくに汗が多い方に適している「ストロング」、敏感肌用に処方された「コンフォート」の3種類があります。

1本あたりの価格を見ると一般の制汗剤よりも高くなりますが、週に2~3回程度の使用頻度の場合、1本で半年から1年弱程度持ちます。費用対効果を考えると、お得感があるといえるでしょう。

汗で悩んでいる方は試してみよう

パースピレックスは、多汗症やワキガを根本的に治す薬ではありませんが、一時的に汗を止めたい場合にとても便利な制汗剤です。以下のような方に適応しています。

・ワキや手足に多量の汗をかきやすい
・軽度のワキガに悩んでいる
・汗ジミが気になる
・仕事上、頻繁に汗のケアができない
・スポーツや体を動かしたときに汗のニオイが気になる

もちろん通年使用することができますが、汗をかきやすい夏場だけ使っているという方も多いようです。

汗の悩みを抱えたままにしていると、自信を持てなくなることもあるでしょう。一般の制汗剤で効果を感じられない方や、治療するほどではなくても多汗症やワキガに悩んでいるという方は、汗そのものを軽減できるパースピレックスを一度試してみてはいかがでしょうか。

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