【保険診療vs自由診療】効果から考える、保険診療と自由診療のメリット・デメリット

【保険診療vs自由診療】効果から考える、保険診療と自由診療のメリット・デメリット

この記事でご紹介すること

ワキガの臭いを手術でとりたい。でも、手術である限り、慎重に手術をしたい……。

手術の費用、そして保険診療と自由診療の違い、複数ある手術ごとの違い、ワキガ手術を行うにあたってのクリニック選びのポイントなどを徹底解析します。

保険診療と自由診療の違いとは?

ワキガを手術で治療する場合、大きく分けて、保険診療と自由診療の2つの方法があります。患者様によって治療を選択する時の優先するポイントは異なりますが、保険診療・自由診療ともにそれぞれメリットとデメリットがあります。

まずはじめに、治療費のことを第一に考える患者様は、保険診療を選ばれることをおすすめします。その理由は、自由診療と保険診療の治療費の差額は20万円以上生じるからです。

具体的な費用について、解説しましょう。

保険診療でワキガの手術を行った場合

治療費合計(両脇の場合) 4~6万円

治療費の内訳 
 ワキガ手術費用 3~4万円
 消毒などのアフターケア費 1~2万円

A院 B院 C院 D院 E院
手術の種類 皮弁法 皮弁法 皮弁法 反転剪除法 剪除法+超音波破壊吸引法 皮弁法
治療費合計(両脇) 56,000円 53,000円 55,000円 50,000円 50,000円 50,000〜
80,00円
手術費 36,000円 38,000円 40,000円 40,000円 40,000円 50,000〜
80,00円
アフターケア費 20,000円 15,000円 15,000円 10,000円 10,000円 手術費に含む

クリニックによっては、入院を必要とする場合もあります(日額1万円程度の費用が必要となります)。

自由診療でワキガの手術を行った場合

治療費合計(両脇の場合) 25~65万円

治療費の内訳 
 ワキガ手術費用 25~60万円
 消毒などのアフターケア費 0(手術費用に含む)~5万円

自由診療の場合は、日帰り入院が基本になります。

では、実際に保険を適用させるには、どのような条件が必要なでしょうか?詳しく見ていきましょう。

ワキガ手術が保険適用をされる“3つの条件”と基準例とは?

ワキガ治療を保険診療で受診する場合、3つの条件が揃ったときに保険が適用されます。それぞれの条件を詳しく見ていきましょう。

1つ目の条件

①生活に支障をきたすようなワキガ臭である
②両親や兄弟など家族にワキガの人がいる
③耳垢が湿っている
④衣類に黄ばみがつく

これら4つの判断基準に患者様の症状が全て当てはまっている場合、1つ目の条件がクリアとなります。

2つ目の条件

医師や看護師によるガーゼチェックにより、保険適用レベルのワキガと診断された場合です。
ワキガ臭は、現状、数値としての基準が設定されていないため、ガーゼチェックで判断をします。その結果、下記にあるレベル3以上の診断が下された場合、保険が適用されます。

ちなみにガーゼチェックとは、脇の下に数分間ガーゼを挟みながら汗をかく動作をし、その後、医師または看護師がガーゼの臭いを嗅いで判断するチェックのことをいいます。

各レベルの違い

レベル1=全く臭わない
レベル2=少し臭う
レベル3=鼻を近づけると臭いがわかる
レベル4=鼻を近づけなくてもわかる
レベル5=カーゼを手に持つだけでもわかる

ガーゼチェックでは、汗や加齢臭の臭いではなく、鼻や目に刺激があるワキガ特有の臭いを判断します。ちなみに、ワキガ臭は「腐った玉ねぎのような臭い」「鉛筆の芯のような臭い」と例えられることが多いです。

3つ目の条件

保険適用になるワキガ手術の術式で治療をすることです。

これら3つの条件を全て満たした場合、保険適用のワキガ治療が受診できます。ただし、現時点で条件をクリアしていても、最終決定については、患者様が記入した問診結果と患部を診察した上での医師の判断を優先してください。つまり、自分が保険適用であるかを確実に知りたい方は、保険診療を行っているクリニックで診察を受けることを推奨します。
ちなみに、小学生や中学生は上記条件が揃い、保険適用でワキガ手術をした場合に一部の自己負担分も、医療費助成制度を利用することにより、無料でワキガの手術を受診することができます。

万が一保険適用にならなかった方へ

1つのクリニックで保険適用と診断されなかった場合、他の保険診療を行っているクリニックに相談してみてください。臭いのレベルは数値化されていないため、診断に多少個人差が生じることがあります。よって、医師が代わることにより、保険が適用される場合もあります。

また複数のクリニックで保険適用にならなかった場合でも、ワキガ治療ができますので、諦めないでください。医療ローンを使用して自由診療を受けるなど、ご自分にあった治療は必ず見つかるはずです。

費用が高くてもオススメしたい!自由診療のワキガ手術

保険診療でワキガ手術を受けるよりも、20万円以上、治療費が高い自由診療。それでも自由診療を選ぶ理由は、ずばり「治療跡(仕上がりのきれいさ)」です。

「1回の治療で結果を出したい」「治療跡も残したくない」という方からの人気が高いのは、自由診療によるワキガ手術。人気の理由は、ワキガ治療の中でも手術による治療が最も再発リスクが少ない上に、脇の下にあるシワに沿って切開するなど、治療跡が残らないように考慮しながら治療を行うため、どちらの希望も叶えられるからです。

ワキガの手術跡が目立ってしまったら、ワキガが完治したとしても、ワキガであったことを常に思い出してしまうかもしれません。
実際にワキガ手術を受け、傷跡治療のご相談にいらっしゃる方も少なくないです。ここで1つ事例をご紹介します。

【20代女性のモデルさん】
他院で自由診療のワキガ手術を受け、ワキガの臭いはなくなったものの、ワキの肉がはがれ、ケロイド状態で肉が引きつっているという状態を改善したいという理由で、傷跡治療のご相談にいらっしゃいました。
残念ながらこの患者様は、脇の下のケロイドが広範囲に及んでいることで傷跡治療はできませんでした。

この患者様のように、傷跡治療もできないほど重度な傷痕が残ってしまう事例はかなり稀ですが、治療跡が残って気になるという方は実際いらっしゃいます。
ワキガ臭だけではなく、「治療痕がきれいなワキガ手術をしたい」と思われる患者様には、自由診療のワキガ手術がおすすめです。

自由診療だとなぜ、ワキガの手術跡がきれいなの?

ワキガ手術を自由診療で行う場合、美容外科や形成外科で受診できます。保険診療の場合は基本、1つの術式のため選択できませんが、自由診療の場合は、直視下摘除法や切開剪除法、シェービング法やイナバ式シェービング法など、傷跡が目立たないような部位や、脇のシワに合わせて切開したり、その切開の幅を最小限にするなど、できる限り患部をきれいに仕上げられるような方法で手術をします。

保険診療だから必ず治療跡が残るということはありませんが、保険診療の場合、アポクリン汗腺の除去に重きをおいて手術が行われるため、より確実に除去するためにも、切開口を広く取ります。

このような理由から、費用に差はあるものの、自由診療が選ばれ続けています。

とはいえ、自由診療も医師の経験や技術力により目立った治療跡が残ってしまうこともゼロではありません。

では、「傷跡も絶対に残したくない」「ワキガも完治させたい」より効果も仕上がりのきれいさも求めたワキガの治療はできないのでしょうか?

答えは……あります。次の章では「治療痕を残さずワキガ臭も解消できる切らないワキガ治療」について、詳しくご説明します。

ワキガ臭からも解消され、治療跡のリスクもクリア!手術だけじゃない、切らないワキガ治療法

  • ワキガ臭から開放されたい
  • ワキガの治療跡は残したくない
  • 痛みに弱い
  • 長期のダウンタイムを取ることが難しい
  • メスを使いたくない
  • 少ない通院回数で治療したい

ワキガを治療するにあたり、これらの希望を全て叶えたいという患者様には、ワキガの切らない治療がおすすめです。

再発リスクが少なくワキガ治療跡も残らない。3種類の医療機器による切らないワキガ治療

ビューホット(View Hot)

ビューホットは高周波(RF)により、汗腺を破壊します。メスを使わずにワキガ治療ができ、汗腺を正確に熱損傷させることができるので、体にダメージを与える心配がありません。汗腺にはエクリン腺とわきがの臭いの原因になるアポクリン腺の2つがありますので、ワキガ治療だけでなく多汗症治療にも同時にできる効果的な医療機器です。

ビューホットについてもっと知りたいという方は、ぜひこちらをご覧ください。

ウルセラドライ(Uluthera Dry)

ウルセラドライは、高密度焦点式超音波を使用したワキガの治療です。ワキガや多汗症の原因となる汗腺に焦点を合わせ、熱変性により汗腺の働きにダメージを与えます。また、高密度焦点式のため、限局的に照射できることから、体に負担をかけないワキガ治療ができます。特許技術のため、ウルセラドライは一部のクリニックのみで治療が受けられます。

ウルセラドライについてもっと知りたいという方は、ぜひ、こちらをご覧ください。

ペアドライ(Pair Dry)

ペアドライは、ビューホットとウルセラドライのワキガ治療の医療機器を2機使用して行う治療です。ビューホットの高周波(RF)とウルセラドライの超音波、それぞれのメリットを組み合わせた、画期的なワキガ治療を実現しました。ウルセラドライ同様、特許技術のため、ペアドライ治療は一部のクリニックのみで治療が受けられます。

ペアドライについてもっと知りたいという方は、ぜひ、こちらをご覧ください。

これらの医療機器を使用したワキガ治療は全てメスを使用しない治療のため、体への負担はかなり少なく、治療跡も残る心配もありません。ワキガの再発リスクも5-10%程度ということや仕上がりもきれいかつダウンタイムも短いなど、治療を受けた患者様の満足度がとても高い治療です。ここ数年はこれらの切らない治療が圧倒的な人気を誇っています。

ワキガを手術で治療する場合は、ワキガ手術で切開した患部の生着を促進するため、手術後の2~3日は安静に、術後1週間程度は脇の下を圧迫固定しなくてはなりません。このダウンタイム期間にしっかりと圧迫固定をしないと、術後の傷痕が大きくなったり、再手術が必要になったり、治療期間を長引かせたりしてしまう可能性が出てきます。

仕事や学校など、1週間ほどの休暇を取得することは難しいという方も多いのではないでしょうか。
そのような方に治療当日から通常の生活を送ることができる切らないワキガ治療は人気があります。

また、子どものワキガ治療法としても大変好評です。

食生活の変化により徐々にワキガの発症年齢は若年化しています。そのため近年は、小学生高学年から高校生くらいまでのご両親からワキガの相談件数が急増しています。10代の子供の嗅覚はとても敏感な上、ソーシャルモラルに対して未発達であることから、 深刻ないじめにつながる前に、「子どものわきがを治したいでもダウンタイムのおとなしくいられるか不安」「小さい体にメスをいれるのは抵抗ある」と考えることが背景にあるようです。

とはいえ、切らないワキガ治療にもネガティブポイントはあります。そのポイントとは、医師のワキガに対する知見と医療機器に対する知識や経験で治療効果に差が出ることです。治療ごとに使用する医療機器は異なりますが、基本、全ての切らないワキガ治療は熱損傷により汗腺の働きを止める治療のため、肌質やワキガの度合いなどを考慮し、ビューホットなどの医療機器の設定を行います。その設定によっては、ワキガ治療としての効果に差が出るだけではなく、火傷のリスクも考えられます。

より安心して治療を受けるためにも、治療に関する不安や疑問点をクリアにしてから治療を決めましょう。医師や看護師など相談しやすいクリニックを見つけることが、切らないワキガ治療を成功させる秘訣といえるでしょう。

ワキガ治療を受診するにあたっての重要な4つのポイント

ワキガで悩む患者様に共通する悩みは、「ワキガを治したい」です。この中でもより確実にワキガを治したい、もしくは重度のワキガなので効果が高い治療を希望したい患者様が、手術を希望されることでしょう。

ただし、ワキガ治療は保険診療や自由診療の2種類だけではありません。自由診療によるワキガ治療は複数あるので、自分に合った治療法を決めることは容易ではないのです。

そこで、ワキガの手術を成功させるために重要な4つのポイントをご紹介します。

①一人で悩まず、専門の医師にまずは相談する

症状、治療の種類、治療ごとのメリットとリスク、治療費など自分で情報収集するよりも、医師からはより正しい情報を聞くことができます。インターネットからの情報収集は手軽ですが、真偽が定かではない情報もあるため、信憑性という面でリスキーといえます。

また、治療となると患者様一人ひとり体質や症状も異なるので、口コミ情報が自分に当てはまるかどうかはわかりません。

ワキガはデリケートな悩みなので相談しにくい気持ちもわかりますが、一人で悩まず、まずは専門の医師やクリニックに相談してください。ストレスでワキガの症状をより強めてしまうことも考えられます。

一人で悩まず、まずは相談。これはとても重要なことです。

②ワキガ治療を行う上で外せないポイントを優先順位を付けて考える

  • 治療費を抑えたい
  • 再発させたくない
  • 治療痕を残したくない
  • 短期間で治療したい
  • 痛くない治療がよい

上記のように、治療に対するご自分の希望を全て書き出してみてください。そして、次に優先順位をつけます。全ての希望がかなうことが理想ですが、どの治療にもメリット・デメリットはあります。より安全に滿足いく治療を受診するためにも、優先順位をつけてみてください。医師はより、あなたの希望をわかりやすく理解できるでしょう。

③不安や疑問を残して治療を決定しない

医師だけでなくメンタル面も相談できるような、看護師やスタッフがいるクリニックを選び、納得できるまで相談をしてみてください。不安があったり迷われているうちは、治療を決めずに、納得がいくまで複数のクリニックでカウンセリングを受けてみるのもよいでしょう。

④治療前も治療後も医師や看護師の指示を必ず遵守する

いくら手術が成功しても、治療後に脇を動かしてしまうことにより治療痕を残す可能性はあります。また最悪の場合、再手術も考えられるでしょう。処方する薬も、指定のタイミングで容量を守り、服用してください。

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