根性焼き跡を消す方法とは?3つの治療法の特徴・費用・期間を徹底解説

根性焼き跡を消す方法とは?3つの治療法の特徴・費用・期間を徹底解説

この記事でご紹介すること

若いときにつけてしまった根性焼き跡。周囲の目線が気になる、好きなファッションを楽しめないなどの悩みを抱えている方が多いようです。さまざまな事情から、不本意にたばこによる火傷跡が残ってしまったという方もいるでしょう。

ここでは、根性焼き跡を消す医療機関での治療法を詳しく説明します。また、すぐに隠したいという方のために、セルフケアでの対処法もあわせてご紹介します。人目を気にせず毎日を過ごせるよう、ぜひ参考にしてください。

根性焼き跡とは

根性焼き跡とは、たばこの火を押しつけることでできる火傷跡のことを指します。火が着いているときのタバコの燃焼温度は最高で900度に達するといわれています。たばこの火を長時間押しあてた場合は、皮膚が盛り上がった形状の火傷跡が残ることもあります。

火傷をして間もないときは、適切な処置をすれば傷跡を最小限に留めることができます。まずは流水で15~30分程度冷却する応急処置をとったあと、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

すでに時間が経過している根性焼き跡を消すには、医療機関で傷跡治療を受けることが必要です。根性焼き跡がついている皮膚を完全に元に戻すことはできませんが、治療によってほとんど目立たない状態にすることは可能です。悩みを抱えたままにせず、まずはクリニックに相談してみることをおすすめします。

セルフケアで根性焼き跡を隠す方法

セルフケアでは根性焼き跡を消すことはできませんが、目立たないように隠すことは可能です。すぐにでも隠す必要があるという場合の対処方法を2つ紹介しましょう。

コンシーラー

根性焼き跡を隠す手軽な方法として取り入れやすいのがコンシーラーです。うまく隠すポイントは、傷跡の色に合わせてカラーを使い分けること。

白っぽい根性焼き跡には黄色系もしくはピンク系のコントロールカラーを選ぶと目立ちにくくなります。赤みがある傷跡には緑系がおすすめです。汗や水で落ちてしまうのが心配な方は、ウォータープルーフタイプを選ぶとよいでしょう。

傷跡隠し用テープ

もう一つの方法は、市販の傷跡隠し用テープを根性焼き跡に貼るというやり方です。ごく薄いフィルムでできているため肌になじみやすく、肌色のシートが傷跡をしっかり隠してくれます。自分の肌に合うカラーを選べたりカットして使えたりするものもあるので、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

医療機関で根性焼き跡を消す治療法

根性焼き跡と分からない状態まできれいにしたいという方は、医療機関で傷跡治療を受けることをおすすめします。

根性焼き跡を消す治療法には、レーザー治療・切除法・剥削法(はくさくほう)の3つがあります。それぞれの治療法の特徴を説明します。

レーザー治療

皮膚を切りたくない、肌へのダメージも抑えたいという方におすすめなのはレーザーによる治療です。

根性焼き跡を消すレーザー治療には、エルビウムヤグレーザーとフラクショナルレーザーの2つが使われています。ただし、導入していないクリニックもあるので事前に確認しておきましょう。2つのレーザーの特徴を見ていきます。

エルビウムヤグレーザー

エルビウムヤグレーザーは、皮膚の表面を薄く削り取って根性焼き跡を目立たなくする治療法です。レーザーを照射すると、傷跡がある部分が軽いすり傷のような状態となります。その後、新しい皮膚が再生するとともに根性焼き跡が薄くなっていきます。

エルビウムヤグレーザーは周囲の皮膚組織への熱損傷がほとんどなく、施術後の回復が比較的早い治療法です。

フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは、点状のレーザーを照射して皮膚表面にミクロ単位の穴を開け、皮膚の治癒力によって根性焼き跡を目立たなくする治療法です。皮膚は開いた穴を埋めるため収縮しながら自己再生します。この過程で、傷跡の凹凸が平らな状態に近づきます。

フラクショナルレーザーは、傷跡治療以外にもクレーター状になっているニキビ跡の治療にも使われてます。

切除法

切除法は、根性焼き跡がある部分を切り取ったあと、周囲の皮膚を縫い合わせる治療法です。1回の施術で跡を消すことができるため、すぐに根性焼き跡を消したいという方に選ばれています。切除する部分が広い場合は2~3回に分けて施術することもあります。

縫合跡は残りますが、時間とともに周囲の肌になじんで目立ちにくくなっていきます。ただし、切除法は医師の技術によって治療跡に大きな差が出やすい治療法です。傷跡治療に高い専門性を持っているクリニックを選ぶことが大切なポイントになります。

剥削法(はくさくほう)

剥削法は、皮膚の表面を薄く削り取り、再生力を利用して根性焼き跡を目立ちにくくする治療法です。エルビウムヤグレーザーも剥削法の一つですが、このほか、特殊な医療用カミソリを用いた剥削法があります。

医療用カミソリで削り取ると、火傷をしたような状態になります。その後、新しい皮膚が再生され、徐々に傷跡が目立たなくなっていきます。

根性焼き跡を消す治療は痛い?

治療時の痛みが気になる方は多いでしょう。それぞれの治療法の痛みについて見ていきます。

レーザー治療の痛み

エルビウムヤグレーザー、フラクショナルレーザーともに、ゴムで弾かれたような痛みを感じます。レーザー照射の前後にクーリング(肌の冷却)をすることで、痛みが緩和されます。

麻酔なしで施術を受ける方が多くなっていますが、痛みに不安がある方は事前に相談することをおすすめします。クリニックでは、皮膚に塗るだけのクリーム麻酔のほか、リラックスした状態をつくる笑気麻酔、局所麻酔などを用意しています。クリニックによって処方するものが異なる場合があるので、事前に確認しておくと安心です。

切除法の痛み

切除法を行う際は必ず麻酔を使用するため、治療時の痛みはほぼ感じません。麻酔が切れると鈍い痛みを感じることがあります。痛みが出ているときは、処方された痛み止めを服用しましょう。

剥削法の痛み

剥削法は、麻酔をしたうえで治療を行います。治療中の痛みはほぼありませんが、麻酔が切れたあとにヒリヒリと痛むことがあります。

いずれの治療法の場合も、治療後に痛みを感じるときは我慢せずに痛み止めを服用しましょう。薬を飲むことで、日常生活に支障が出ない程度に痛みを抑えることができます。

根性焼き跡の治療にかかる費用は?

根性焼き跡を消す治療の場合、傷跡の範囲や深さ、状態などによって費用に差が出ます。ここでは、おおよその目安となる費用相場を紹介します。

レーザー治療の費用相場

エルビウムヤグレーザー

1㎝あたり/1回
A院:15,000円
B院:38,000円
C院:50,000円
D院:10,000円

フラクショナルレーザー

1㎝あたり/1回
A院:22,000円
B院:40,000円
C院:50,000円
D院:40,000円

切除法の費用相場

1㎝あたり
A院:60,000円
B院:55,000 円
C院:60,000円
D院:50,000円

剥削法の費用相場

1㎝あたり
A院:20,000円
B院:30,000円
C院:150,000円(~25㎠まで)
D院:9,000円

施術費以外にかかる費用は?

クリニックで根性焼き跡の治療を受ける際は、施術費以外に次の費用がかかる場合があります。

・カウンセリング料
・初診料
・再診料
・麻酔代
・薬代(痛み止めなど)
・アフターケア代(軟膏、包帯など)

上記の費用をあらかじめ施術料金に含んで提示しているクリニックと、別料金にしているクリニックがあります。事前に確認しておくようにしましょう。

根性焼き跡を消す治療にはどのくらいの期間が必要?

根性焼き跡はどのくらいの期間で消すことができるのか、治療経過とともに見ていきましょう。

エルビウムヤグレーザーの治療期間と経過

エルビウムヤグレーザーの施術回数は1回で完了することが多くなっていますが、状態によっては2回の施術が必要になる場合もあります。治療後は、患部を濡らさなければ当日からシャワーの使用が可能です。

術後はすり傷をしたときのような状態となるので、1週間程度はガーゼなどで肌を保護します。3日ほどでかさぶたができ始め、2~3週間程度で新しい皮膚が再生されます。個人差はありますが、傷跡の赤みがとれて周囲の肌になじむまでは3カ月から半年程度の期間がかかります。

フラクショナルレーザーの治療期間と経過

フラクショナルレーザーの場合は、1回の施術回数で根性焼き跡を目立たなくすることが可能です。ただし、状態によっては複数回の照射が必要になることもあります。シャワーは治療の翌日から使うことができます。

治療後は赤みや腫れが出ることがありますが、2~3日程度で治まります。皮膚が安定するまではテープやガーゼなどで皮膚を保護します。約1週間で点状の小さなかさぶたができ始める、2~3週間で新しい皮膚が再生されます。肌の色になじむまでの期間は3カ月から6カ月程度となっています。

切除法の治療期間と経過

切除法は、状態によって1~2回程度の施術で完了することが多くなっています。術後は傷口が開かないよう激しい運動を避けて安静に保つ必要があります。1週間程度経ち、傷口が安定したら抜糸を行います。抜糸後は入浴が可能になります。

縫合跡が周囲になじんで目立ちにくくなるまで、約3カ月から6カ月かかります。

根性焼き跡をよりきれいに仕上げる治療方法とは?

レーザー治療や切除法、剥削法を行った後に、皮膚の再生力を高める再生療法を追加することで、治療跡をよりきれいに仕上げることができます。また、皮膚の治癒力が高まるため、治療完了までの期間を短縮できるというメリットもあります。

再生療法には、PRP再生療法とリジェネラの2種類があります。それぞれの特徴を説明しましょう。

PRP再生療

PRP再生療法とは、自分の血液を使って皮膚組織の再生力を高める再生医療です。血液中に含まれる血小板には止血作用があるほか、コラーゲン合成に関与して損傷した皮膚組織を修復する働きがあります。採血注射を行ったあと特殊な機器で血小板を採取し、患部に注入するという流れで行います。

PRP再生療法は自分の血液を使うため、副作用のリスクはほとんどありません。傷跡治療以外にも、骨折や関節疾患、歯科、美容など多くの分野で活用されています。

リジェネラ

リジェネラは、成長因子を含む皮膚組織を採取し、ダメージを受けている部分に注入することで皮膚の再生力を高める方法です。自身の健康な部分の皮膚から成長因子を採取し、損傷している部位に注入する流れで行います。修復機能が高まり、より短期間で健やかな皮膚を再生できます。

リジェネラは年齢とともに衰えた皮膚組織を活性化することも可能なため、美容分野でも注目を集めています。

一人で悩まずクリニックに相談を

若いときにつけてしまった、あるいは不本意にできてしまった根性焼き跡に悩む方は少なくありません。社会生活のなかで周囲に隠す必要が生じたり、見るたびに過去を思い出してネガティブな気持ちになってしまったりすることもあるでしょう。

傷跡治療を受けることで、根性焼き跡とは分からない状態にすることができます。ただし、どの治療法が適しているかは個々に異なるため、カウンセリングを利用して医師の診断を仰ぐことが大切です。

多くの方は治療を受けたあと、「気持ちも明るくなった!」といいます。一人で悩まず、まずは医療機関に相談してみることをおすすめします。クリニック選びで迷っているという方は、無料カウンセリングを利用して複数のクリニックに相談してみるのも一つの方法です。不安点や疑問をしっかり解消してくれる、信頼できるクリニックを選びましょう。

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