タトゥーを隠す5つの方法・消したい場合の4つの治療法を徹底解説

タトゥーを隠す5つの方法・消したい場合の4つの治療法を徹底解説

この記事でご紹介すること

タトゥーをファッションの一つとして入れている、あるいは強い思い入れを持って入れたという方もいるでしょう。

しかし、温泉やプール、会社の健康診断など、普段の生活のなかでタトゥーを隠さなくてはならない場面は多々あります。また、結婚や子どもができたことなどをきっかけに、消すことを決意する方も多いようです。

ここでは、タトゥーを見せたくない場面で隠す方法5つと、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。また、タトゥーを消したい場合の4つの治療法についても詳しく説明します。最適な選択ができるよう、ぜひ参考にしてください。

セルフケアでタトゥーを隠す方法

今すぐタトゥーを隠したいという方に、自分で簡単にできる方法を紹介します。それぞれのメリット・デメリットを踏まえつつ、シーンに合った方法を選びましょう。

コンシーラー

コンシーラーはタトゥーを隠したいときに手軽に取り入れられる方法です。タトゥー専用のコンシーラーも市販されていますが、カバー力が高いタイプを選べば通常の化粧品でも隠すことは可能です。

選ぶ際のポイントとして、汗や水に強いウォータープルーフタイプ、しっかり色が定着してカバー力があるもの、よく伸びて肌になじみやすいものの3つを備えているかチェックするとよいでしょう。肌にトントンと叩き込むようにすると、より自然に仕上がります。

メリット

コンシーラーのメリットは、自分の肌の色に合わせて調整しやすい点です。肌にしっかりなじませれば自然な見た目に仕上げることができます。ウォータープルーフタイプを選べば、汗や水で濡れてしまっても落ちにくいので日常生活の多くの場面で役立ちます。

デメリット

コンシーラーで上手にタトゥーを隠すには、メイクテクニックが必要です。コツを覚える必要がある点はデメリットといえるでしょう。また、衣類などでこすれてしまう部分への使用は、落ちやすくなったり色移りしたりするので向いていません。

ウォータープルーフタイプであっても、温泉やプールなど公共の場にコンシーラーを塗ったまま入るのはマナーとして避けましょう。

ファンデーションスプレー

広範囲のタトゥーを素早く隠したいときにおすすめなのがファンデーションスプレーです。長時間隠したいという場合は、防水タイプを選ぶとよいでしょう。自然に隠すコツは、自分の肌の色より一段濃い色を下地カラーとして吹きかけ、次に地肌になじむ色をスプレーするやり方です。

メリット

大きなタトゥーでも短時間で隠せる点がファンデーションスプレーのメリットです。ボディ用やタトゥー隠し専用商品では防水性が高いものが多く販売されているので、落ちにくいというメリットがあります。

デメリット

広範囲に吹きかけるときは周囲に飛び散らないよう、使い方や使う場所に注意する必要があります。また、比較的高単価の商品が多くなっているので、継続的に使いたいときには費用がかかる点がデメリットといえます。コンシーラーに比べ色の調整が難しいこともデメリットに挙げられます。

ファンデーションテープ

ファンデーションテープは、タトゥーや傷跡を隠すときに使える極薄いフィルムでできている肌色のシールです。水に濡れてもはがれにくい防水タイプ、伸びがよく肌にフィットしやすいものなどが市販されています。

小さなタトゥーであれば簡単に隠すことができ、見た目にもシールを貼っていることが分かりにくいのでおすすめです。

メリット

ファンデーションテープは耐水性に優れているため、海水浴やプール、温泉などでも比較的安心して使用することができます。商品によっては数日間から1週間程度の持続性を備えているものもあり、衣類への色移りがないというメリットがあります。シールを貼るだけで簡単に隠せ、使い捨てできる点も便利です。

デメリット

ファンデーションテープはハガキ大の商品が多くなっています。小さい範囲のタトゥーであれば、一見では分からないほど自然に仕上げることが可能ですが、大きなタトゥーの場合は複数枚貼る必要があり目立ちやすくなります。また、色が濃いタトゥーは色が透けて見えることもあります。

テーピング

スポーツに使用するテーピングでタトゥーを隠す方法です。巻くだけで隠せるうえ、タトゥーを隠していることが分かりにくいので、初対面の人に見せたくないという場合には手軽な方法といえるでしょう。

メリット

テーピングのメリットは、比較的安価で購入できる点です。耐水性のあるものを選べば、プールや温泉などでも短時間で手軽に隠すことができます。とくに技術が必要ない点もメリットといえます。

デメリット

部位によってはテーピングを巻きにくいことがデメリットとして挙げられます。また、タトゥーが広範囲の場合は、どうしても不自然な印象を与えてしまいます。

テーピングは長時間貼り続けていると肌へのダメージがあるので注意が必要です。短時間であれば手軽な方法ですが、学校や仕事などで毎日同じ箇所にテーピングをしていると、タトゥーを隠し通すのは難しいかもしれません。

衣類・サポーター

衣類やサポーターでタトゥーを隠すのは一般的な方法でしょう。とくに広範囲にタトゥーがある場合は、手軽に隠すことができます。

夏であれば、衣類で隠しきれない部分にサポーターを使うというやり方があります。プールや海では、ラッシュガードを着るのもおすすめです。ラッシュガードはもともとマリンスポーツ用のウェアとして着用されてきたので、公共の場で着ていても悪目立ちすることはありません。女性用・男性用ともにファッション性の高いものも出ているので、持っていると便利です。

メリット

大きなタトゥーも自然に隠せる点がメリットです。サポーターは安価で購入でき、繰り返し使えるので経済的といえます。ラッシュガードを着用すれば、タトゥーを隠しながらファッションを楽しむこともできます。

デメリット

夏に長袖を着るのは不自然に見えることもあるでしょう。サポーターやラッシュガードは夏場は蒸れるため、汗や熱さへの対策も必要です。

医療機関でタトゥーを消す治療法

タトゥーがあると社会生活のさまざまな場面で不便さを感じる、または新たなスタートを切りたいなどの理由から、きれいに消したいという方も多くなっています。

タトゥーを消すには、医療機関でタトゥー除去の治療を受ける必要があります。ここからは、クリニックで受けられるタトゥー除去の治療法を詳しく説明していきます。

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レーザー治療

タトゥー除去に用いられる医療レーザーには3種類のものがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

Qスイッチヤグレーザー

Qスイッチヤグレーザーは、タトゥー除去に従来から多く使われてきた医療レーザーです。レーザーを照射すると、皮膚の内部に入っているインクが細かな色素に粉砕されます。粉砕された色素は少しずつ体外へと排出され、徐々にタトゥーの色が薄くなっていきます。ただし、Qスイッチヤグレーザーで除去できるのは黒色・濃紺のタトゥーのみです。

一度のレーザー照射ではすべてのインクを粉砕できないため、通常は複数回にわたって照射を繰り返します。レーザーは色素にのみ反応するので、周囲の皮膚組織へのダメージは低く抑えられています。

ピコレーザー

ピコレーザーは新しい医療レーザーで、Qスイッチヤグレーザーでは対応できないカラータトゥ―を除去することが可能です。黒色はもちろん、全カラーに対応しています。

ピコレーザーはピコ秒(=1兆分の1秒)という極短い時間でレーザーを照射するため、施術時の痛みや皮膚組織へのダメージを大幅に軽減しているのが特長です。粉砕力が強く、Qスイッチヤグレーザーよりも微細な単位までインクを粉砕します。そのため、色素が体外に排出されやすく、短期間でよりきれいなタトゥー除去が可能となっています。

ピコレーザーはタトゥー除去をしたい方の注目を集めている新しい医療レーザーですが、導入しているクリニックはまだ多くありません。希望する方はHPなどでチェックしてみましょう。

エルビウムヤグレーザー

エルビウムヤグレーザーは、皮膚の表面を薄く削り取ることができる医療レーザーです。皮膚の表面部分にあるタトゥーを除去できるほか、Qスイッチヤグレーザーやピコレーザーと合わせて使用することで、より効率的な除去を可能にします。

皮膚組織の損傷を抑える技術が用いられているため、施術後の回復が早いという特長を持っています。

切除法

切除法は、タトゥーがある部分の皮膚を切り取ったあと、周囲の皮膚を引っ張って縫い合わせる治療法です。1回の治療でタトゥーを取り除ける点が切除法のメリットです。ただし、タトゥーが大きい場合や、皮膚が伸びにくい部位にある場合は、複数回に分けて施術することもあります。

縫合した跡は時間とともに周囲の肌になじんで目立たなくなっていきますが、きれいな仕上がりになるかどうかは医師の技術力が大きく影響します。そのため、タトゥー除去に高い専門性を持っているクリニックを慎重に選ぶことが重要なポイントになります。

剥削法(はくさくほう)

剥削法は、タトゥーがある皮膚を削り取る治療法です。エルビウムヤグレーザーも剥削法の一つですが、このほかに特殊な医療用カミソリで医師が削っていく方法が用いられています。クリニックによってはアブレーションと呼ばれることもあります。

剥削法のメリットは、大きなタトゥーも1回で除去できる点です。ただし、インクが皮膚の深いところまで入っていて、一定以上の深さまで削り取った場合は、皮膚が回復するまで数カ月程度の期間がかかる場合があります。

皮膚移植法

皮膚移植法は、タトゥーを削り取った部位に、他の部位から持ってきた皮膚を移植する方法です。タトゥーが広範囲で、切除法や剥削法では除去できない場合に選択されることが多くなっています。タトゥーを完全に除去できますが、移植のために持ってくる部分にも傷跡が残る点がデメリットです。

タトゥーの除去跡をよりきれいに仕上げる方法とは

せっかくタトゥーを除去したなら、治療跡をよりきれいな状態にしたいという方もいるのではないでしょうか。そんなときにおすすめしたいのが次の2つの方法です。

再生医療を組み合わせる

タトゥー除去の治療法に再生医療を組み合わせると皮膚の再生力が高まるため、よりきれいな仕上がりを目指すことができます。また、ダウンタイムが短くなるので治療完了までの期間を短縮することも可能です。

再生療法には、PRP再生療法とリジェネラがあります。いずれも、タトゥー除去で行われるどの治療法とも並行して行うことができます。

PRP再生療

PRP再生療法は、血液中にある血小板を利用する方法です。血小板には出血を抑える働きがあるほか、損傷した皮膚組織を強力に再生させる機能があります。採血後、特殊な機器で血小板を取り出して凝縮したのち、患部に注入します。自分の血液を使うので、副作用の心配が少ない点もメリットの一つです。

リジェネラ

リジェネラは、皮膚のターンオーバーに深く関わっている成長因子を利用する再生療法です。自分の皮膚細胞から採取した成長因子を損傷している部分の皮膚に注入し、新しい皮膚の再生を促します。加齢で衰えた皮膚の活性化も可能なため、美容分野でも人気が高まっている治療法です。

フラクショナルレーザーで凹凸を目立たなくする

フラクショナルレーザーは、傷跡やニキビ跡の凹凸を平らな状態に近づけることができる医療レーザーです。レーザーを照射すると、皮膚の表面にミクロ単位の小さな穴がいくつも開きます。皮膚には自然治癒力が備わっているため、これを修復するために収縮しながら新しい皮膚に生まれ変わります。この過程において、凹凸がある皮膚がきれいな状態になっていきます。

タトゥー除去では、レーザー治療で色素はきれいに排出されたものの、皮膚に凹凸が残る場合があります。このようなケースでは、フラクショナルレーザーが有効に働きます。また、切除法の縫合跡をきれいにしたい場合にもおすすめの方法です。

タトゥーを継続的に隠したい方は治療で消すほうがおすすめ

日常生活のなかで、タトゥーを隠さなくてはならない場面は少なからずあるでしょう。一時的に隠すだけなら、セルフケアのほうが費用もかからず手軽な方法です。

しかし、継続的に隠す必要が生じている場合は、クリニックでタトゥー除去するほうが長期的には費用面でも安く済む場合があります。また、セルフケアではどうしても隠し切れないこともあるため、最近ではタトゥー除去治療を希望する方が増えています。

カラータトゥーも除去できるピコレーザーの登場など、医療機器の進化によってタトゥー除去のハードルは下がっています。無料カウンセリングを行っているクリニックもあるので、タトゥー除去を考えている方はまずは相談してみることをおすすめします。

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