その傷跡、消せるかも?夏に気になる傷跡・ヤケド跡はお医者さんに相談しよう


むかし負ってしまったケガの傷やヤケドの跡、手術の跡などを見ると、どうしても気分が暗くなってしまう…そんな悩みを抱えている方もおられると思います。特に、夏は肌の露出も多く、体に残った傷跡が気になる季節ですよね。

そうした傷跡を治療で目立たないようにすることができれば、日々の生活も気分が軽く、より楽しいものになるではないでしょうか。

消したい“傷跡”は誰にでもある

「かさぶたは剥がしちゃだめ!」「蚊に刺されたところをかいたら跡が残っちゃうよ」――子どものころ、こんな注意を受けたことはありませんか。

それでも我慢できずさわってしまったため、大人になった今でも傷跡が残っているという方も少なくないでしょう。つぶしてしまったニキビの跡が残ってしまうこともよくあります。

このときできた傷跡が小さいもの、または普段見えづらい場所あるものなら「子どものころの思い出話」とすることができるでしょう。

しかし、大きい傷跡だったり、ヤケドの跡が広く残ってしまった場合、周りに目が気になりますよね。さらに、その傷があまり思い出したくない状況でついてしまったものであればなおさらです。

その結果、コンプレックスになってしまったり、人の目が気になりすぎてしまうと、日々の生活もどこか楽しめないということもあるでしょう。しかし、そうした傷跡は、治療を受けることで目立たなくなるかもしれません。

傷跡を目立たなくして気持ちを軽やかに

形成外科や美容外科などのクリニックでは、傷跡形成という治療を行っています。

これは、さまざまな方法で傷跡を目立たないように修正するものです。事故で負ってしまった傷跡や手術の痕跡、リストカットの跡まで、極力目立たなくすることができるでしょう。

治療方法は多くの選択肢があります。たとえば、医療レーザーを照射することで傷跡をぼかしたり、皮膚の表面を少し削ってなじませるといった方法が代表的なものです。

何針も縫うようなケガの縫合跡は、もう一度ていねいに縫い直すといった処置がとられることもあります。ケロイド状の跡に対しては、傷を薄くする注射をしたり赤みを薄くするレーザーを使うこともあるでしょう。

そのほかには、傷跡を切除するという方法もあります。この際、自分の皮膚細胞を使って組織の損傷の修復を助ける皮膚再生療法と組み合わせると、よりきれいな仕上がりが期待できるでしょう。

刺青・タトゥーも消せる

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傷跡とは異なりますが、傷跡と同じように消したいという要望が多いのが刺青・タトゥーです。若いころにファッション感覚で入れたタトゥーが、結婚・出産・子育てなどの障害になってしまうということはままあります。

そうしたタトゥーも、医療機関で除去治療を受けることが可能です。タトゥーのカラーや大きさによってどのくらい目立たないようにできるかは異なりますが、最新の医療レーザーでは対応の幅がかなり広がっています。

また、かつては除去が難しいとされていた、1色ではないカラーのタトゥーや大きい柄、皮膚の深いところまで入っているような刺青も、かなりきれいに除去することができるようになりました。

治療方法としては、最新機器を使ってレーザーを照射することで色素を破壊し、体の外へ排出するという方法が主にとられています。柄が大きい場合、くっきりと色が入っている場合、使われている色の数が多い場合などは治療を何回か受けることになるでしょう。

多少痛みを感じることもありますが、施術から回復までのダウンタイムも少なく、生活への影響はほとんどないことが大半です。

おわりに

一生消えないだろうと諦めていた傷跡があれば、ぜひ一度クリニックを訪れてカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。治療すると決めていないとクリニックに行きづらいと思われるかもしれませんが、カウンセリングを受けて医師からいろいろな話を聞くことで、治療についても理解が深まり、選択肢の広がりを感じられるかもしれません。

医療技術は日々進歩しています。これまでは諦めざるを得なかった傷跡も、今ならきれいにするチャンスが生まれる可能性があるのです。

傷跡を目立たなくできれば、今までかかえていた憂鬱を解放し、日々を軽やかに過ごすことができるようになるでしょう。

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