秋の夜長は睡眠も大切にしたい! 質のいい睡眠が美容と健康に不可欠な理由

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秋になり、日没後の時間が増えてきました。寝苦しかった夏に比べて、涼しくなる秋は睡眠も快適です。

一方「最近あんまり熟睡できていなくて、日中に眠くなる」「寝ているはずなのに朝だるくて起きるのがつらい」といったような、睡眠に対して悩みや不満をもつ方は少なくありません。

忙しい日々のなかではついそのままにして過ごしてしまいがちな睡眠の悩みですが、睡眠は美容や心身の健康に大きな影響を与える要素。軽くみていると健康を脅かすことにつながってしまいます。

いい睡眠を必要な時間確保し、体や心の不調の解消を図りましょう。

日本人女性は睡眠時間が短い!

仕事に家事育児、介護と、毎日を忙しく過ごす日本の女性は、世界のなかでも睡眠時間が短いと指摘されています。

経済協力開発機構の国際比較調査2014年版によれば、先進諸国の女性の睡眠時間が軒並み8時間であるのに対して、日本女性の睡眠時間は7時間台。総務省の社会生活基本調査2011年版で年代別にみると、40代から50代の女性は平均して6時間台しか睡眠をとれていないのです。

そもそも女性の体は、月経や妊娠・出産、閉経というホルモンの変動にともなう大きな影響を受けなければなりません。睡眠もそれに付随して変調をきたしやすく、月経前や妊娠中にこらえきれないほど眠くなったり、更年期には眠りが浅くなったり不眠になったりという具合です。

そこへきて、さまざまな要因で多忙な生活を送ることの多い日本の女性は、睡眠の質も量も確保しづらい状況となっています。

睡眠が足りないとどうなる?

睡眠の最も大きな役目は、脳と体の疲れを癒やすことです。成長ホルモンの分泌によって、肌や内臓などの細胞を修復するというのもこの役割の一つ。

睡眠は美容に大事というのもここからきています。その睡眠が足りなかったり、時間は確保できていても質がよくなければ、美容によくないばかりか、いろいろな病気のリスクを高めて健康を脅かすことになってしまうのです。

たとえば、ごく身近な影響としては、短時間睡眠だと太りやすくなるということが知られています。睡眠不足が続くと記憶力や集中力がなくなりがちですよね。

また、、それが長期間にわたれば糖尿病や高血圧といった生活習慣病のリスクを引き上げたり、将来の認知機能低下から認知症にもかかわってくることも。つまり、睡眠は長い人生に大きな影響を与える重要なものだということです。

質のいい睡眠は心身の健康に不可欠

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将来にわたって心身ともに健康に暮らすためには、質のいい睡眠が不可欠です。しっかり眠るためには、心がけたい“コツ”があります。

生活のリズムを整える

体内時計を整えることで、夜に自然な眠りを得やすくなります。起きる時間と寝る時間をある程度決めて、規則正しいリズムをつくるようにしましょう。

そのためには、朝起きたら日の光を浴びて、体内時計のスイッチを「朝」に切り換えます。軽いストレッチや朝ごはんをとると、体の目覚めが促され、脳の働きも活発になるでしょう。

朝がしっかり決まると、夜のリズムも自然につくられていきます。

体温を下げて眠りに入る

活発に活動している日中は体温が高くなっていますが、その温度が夜になって下がっていくと眠くなります。

寝る時間の少し前にぬるめのお風呂に入ったり軽いストレッチをするなどして体温を高めておくと、その温かさが下がっていくにつれて自然と眠りに入りやすくなるでしょう。冬は手足を暖めておくのも熟睡につながります。

よく眠れる環境をつくる

パソコンやスマートフォンから発せられる光は覚醒を促してしまうため、寝る少し前から使わないことです。部屋の明かりも少しずつ落としていきます。

さらに、清潔でリラックスできる寝具を選ぶと、体の回復を助け、心地よく眠れるでしょう。寝付きをよくするといわれるお酒は、眠りが浅くなってしまうことがあるためおすすめできません。

おわりに

健康を考えてサプリメントをとったり、美容のために基礎化粧品をいいものにしたりしている方は多いのではないでしょうか?もちろん、とても大切なことですが、健康や美容の土壌づくりともいえる睡眠をおろそかにしてしまうと、その努力が水の泡になるばかりか、さまざまな不安が生じます。

忙しくてなかなかたくさん眠れないという方もおられるかもしれませんが、少しでも質のいい睡眠が可能になるよう、睡眠の環境づくりを意識してみましょう。

また、近年注目されているのが、15分程度の昼寝です。お昼を食べて少し経ったあたりで15分ほどとる仮眠は、脳を活性化しストレスを軽減する効果があるとされ、都市部では仮眠スポットも設けられるほど。夜の眠りと合わせて、積極的に活用していきましょう。

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